脅し・暴力の現状

DV(脅し・暴力)・家庭内暴力

脅し・暴力の現状

脅迫や暴力などの犯罪は後を絶たない

相手を脅して恐怖を与える行為は脅迫罪となり、場合によっては逮捕されることもあります。暴力においても、肉体的かつ精神的に相手を傷つける行為となり、処罰されるケースが少なくありません。特に、女性に対する脅迫や暴力はあとを絶たず、深刻化している現状です。

夫婦間や交際相手からの暴力はドメスティック・バイオレンスといい、今もなお増え続けています。蹴ったり殴ったりという身体的なものの他にも、大声で怒鳴ることや相手の行動をすべてチェックして人間関係の制限を要求するもの、無視をして口をきかないなどの精神的にダメージを与えるものもあります。

また、生活費を渡さないなどの経済的な影響を与えるもの、相手が嫌がっているのに性行為を強要する、中絶の強要や避妊に協力しないなどの性的なものなどもドメスティック・バイオレンスです。女性に対する脅し・暴力は人権侵害にも当たるとされ、世界的にも大変な問題となっています。国際的な取り組みも進んではいますが、現状として苦しんで悩んでいる方は途絶えるどころか、増しているのです。

なぜ脅迫や暴力に関する犯罪は減らないのか

夫婦間や交際相手からのドメスティック・バイオレンスに苦しんでいる女性は多くいます。こうした犯罪が減らない理由のひとつが、被害者が助けを求めないことです。それは被害者が加害者に対して極度の恐怖心があり、逃げたら殺されるのではないか、見つかったらもっとひどい仕打ちをされるのではないか、という気持ちから逃げることができないのです。

また、夫婦や交際相手という近しい間柄のため、いつか変わってくれるのではないかという期待や暴力を振るうのは自分を愛してくれているからだと、被害者であるという意識がないということもあげられます。

ほかにも経済的な理由や、自分は加害者から離れることができない、助けてくれる人はいない、などの無気力状態になってしまうと、助けを求めることや逃げるという考えに至らないケースもあります。そのため加害者は脅迫や暴力をふり続け、場合によっては大変な自体を招いてしまうでしょう。

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